2024.06.28

販売

運搬ドローン森飛について

能登半島地震の復旧に伴い、運搬用ドローン森飛についてのお問い合わせが急増しています。
弊社でも震災直後から現地支援を重ねてきました。今後共、復興に向けて全力を尽くす所存です。

1:プロとアドバンスの違い

2:運搬能力と安全性

3:最大飛行時間と飛行距離

1:プロとアドバンスの違い

森飛には15kg機と25kgの違い。これは最大積載量を現わしています。25kg機であれば25kgまでの荷物を積んで安全に運搬飛行できます。

その他にアドバンスとプロという2種類のグレードがあります。この違い、メーカーホームページにも書かれていなかったりするのでご説明します。

簡単に言ってしまうと、RTK基地局が付属するかどうか、という違いになります。

山間部ではGPSのみだと「マルチパス」といって、やまびこのように電波が反響して位置情報を正しく取得できず、ドローンが不安定になる事があります。

地上にスティックタイプのRTK基地局を設置する事で、森飛はGPSだけでなくRTKからの電波を使って位置情報を補正し、高精度で正確に飛行します。

自動離着陸を行った際にその精度の高さは一目瞭然。最大でも数cm、ほぼ狂いなく全く同じ位置にピッタリと着陸します。

それだけの精度があるから、木々の枝が出ている山合いに荷物を運搬したり、斜面でも狙って正確に荷物を降ろす事が出来ます。

自動飛行をセットしてしまえば、A-B間を自動で正確に航行。本格的な運搬運用をされるようなら必須のオプションだと推薦します。

RTK基地局

RTK基地局

2:運搬能力と安全性

25kg機は25kgギリギリの能力という訳ではなく、かなりゆとりを持って設定されています。

メーカー様から具体的な数値を伺っておりますが、公表は出来ませんがしっかりとゆとりを持った安全設計をされています。

様々なメーカーのドローンを検証しましたが、圧倒的に安全性が高かったマゼックス社のドローンをメインで取り扱いしております。

DJI社のFlyCart30にも搭載されて大きな話題になりましたが、荷物の揺れを一瞬で止める共振防止装置など、数年先駆けてマゼックス社は実現しています。

着陸と同時に切り離されるフックについても特許取得されており、マゼックスのオリジナル技術として世界に先駆けて搭載されています。

他のドローンメーカーのデモ会などを見学した時に、デモ会であるにも関わらず荷物が落下したりという事がありました。絶対にあってはならない事です。

マゼックス社のドローンはどのメーカーよりも圧倒的に事故率が低い。事故が起きたとしてもそれはパイロットのヒューマンエラーによるものです。

その安全性の高さ、設計の堅牢制、実直性からマゼックス社のドローンを弊社ではお勧めしています。

3:最大飛行時間と飛行距離

今のところ(2024年6月現在)国内で目視外飛行による運搬は許可が非常に難しく、基本は目視内運航となっております。

ですので最大飛行距離は1000m、最大到達高度は300mとなっています。

2パイロット仕様となっていて、Aさんが出発地点、Bさんが到着地点のパイロットだとすると、プロポの操作で操縦者をAからBに移す事が出来ます。

山間に荷物を運ぶとすると、山のふもとからAさんがドローンを高く上げて到着地点に向かいます。

Bさんがドローンを発見したらプロポの操作によってパイロット交代。着地地点の真下で安全を確認しながら荷物を降ろす、という事が可能です。

フックは荷物が地面に着いて荷重が掛からなくなったら自動的に外れます。あとは自動飛行でAさんのポイントまで戻す事も可能ですね。

1つのバッテリーで荷物を積まず、無風状態でホバリングすれば28分30秒まで最大飛行する事が出来ます。

風の状況や荷物の状態、重さにも拠りますが、充分な時間飛行する事が出来ます。

その間にバッテリー充電を進める事も出来るので1日オペレーションするとしたら出来れば6本、休憩など挟むとしたら最低4本あればサイクル出来るかなと思います。

是非、運用のご参考にされて下さい。200vで充電すると倍速で充電する事も可能です。